時は流れ そして人生もとどまることなく進む
時は悠久に流れるが 人生の流れは止まりやがて忘れられて行く
それは仕方のないことだが あいつが生きている間だけは
あいつの中に留まってさえいれば 俺は幸せだったと言える
俺は小五の時に新聞配達をさせてくれと頼みに言った。配達は中学からでないとさせられないと断られた。俺の頼みが切実だったので、配達はさせられないが売る方だったらさせてやると言って働き始めた。
その時から俺はずーとずーと今も懸命に働いている。働くのが嫌で言っているのではない。納得して頑張って来た。辛いことや嫌のことは山ほどあった。
人を愛し、そして捨てられ、また裏切った時もあった。憎み恨み、そして恨まれ憎まれた時もあった。だけどそういうことがあったからこそ、新しい人生のページが始まることは確かだ。
どんなに苦しみ、嘆き、恨みを抱いていても。新しい人生のページはその線上にしか開かない。
新しいページは忌まわしい過去の線上にしか開かないのだから、憎んだり恨んだりしないでむしろ感謝するようにしようと今は思う。
俺も昨年は死にかけた。その前には辛いこと嫌のこともあった。だけど今新しいページが開かれようとしている。
過去のページがあるから、新しいページが開かれようとしているのだから、過去は忘れて新しいページを楽しい紙面にすることだけを考えて生涯を終えたいと思っている。
新しいページを開いてくれたあの人にこのページを捧げたい。ありがとう。
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