2009年9月26日土曜日

夫婦


私は独り住まいですから朝は行きつけの喫茶店でモーニングを食べて朝食としています。
 朝の喫茶店にはこれからパートに出かける女性も多数おられます。
女性の会話で一番多いのはやはり夕食の内容に付いてです。「あんたとこ今日は何にするのん」とよく聞きます。「今日はうちは出張でいないし、子供も友達と外で食べてくると言っているから残りものですませるねん」「いいなぁーうちも一か月ぐらい出張で何処かに行ってくれたら楽なのになぁー。毎日決まった時間に帰って来るからしんどいわ」「亭主は元気で留守がいいと言うけどほんまやわぁー」「ほんまやなぁー、何もしないでドサット座っていられたらうっとおしいだけや」と返しています。
 私も長年女性ばかりを相手に仕事をしていましたので、多くの女性は旦那に不満を抱いていることは分かっていました。
 顔なじみで親しく会話が出来る関係ですから、「あんたらは旦那の悪口ばっかり言っているけど、そうなったのはどちらに原因があるのー」と聞きますと「そりゃ旦那にきまってるやん」と異口同音に答えが返ってきます。
 男なんて結婚をして暫くすると、感謝する気持ちや思い遣る気持ち、労わる気持ちはまったくなくなり、それだけでなく女性を馬鹿にしているところがあるからだと言います。
 男の仕事と比較したら家事なんか誰にでも出来る、そんな簡単なものはキチットやって当たり前と男は思っている。そして俺の働きがあるから生活が出来ている。だから女は男に対してもっと気遣うのが当たり前と思っている。 それを感じるから次第に一緒にいても面白くない。お金だけ持って帰ってくれたらいいねんということになるのだということです。
 男性側にも色々と言い分があるでしょうが、女性に対してそのように考えてている男が多いことは確かです。 女性達も旦那が頑張ってくれているから食べていけることは分かっています。 分かっていてもそれを恩着せがましく言われれば、私達女性の立場はどうなるのと主張したくなるのは当然です。 男は俺が働いているから生活できるのだと威張りますが、男に子供は産めません。 子供を産むという事は物凄いパワーがいると聞いています。それと旦那の仕事とを天秤に掛ければ女性の出産の方が重いかもしれません。
 大変な苦痛のもとに子供を産んでくれ、そしてその可愛い子供のために頑張れるのですから、男性はもっと女性に感謝し労わらなければいけないでしょう。 そういう感謝や労わりの気持ちが希薄だから、心が次第に離れて行き、明日から経済的に何の憂いも無ければ直ぐにでも別れたいと思っている女性が存在することになるのです。 そういう気持ちでいる女性が物凄いこといるという事実を男性たちは知っているのでしょうか。
 一度別れてしまえば、男は別れてもなお元気でいてくれたらいいなどと相手を気遣う面がありますが、女性は別れたとたんに死ねばいいと思っています。 それは男の方が優しいとか、女の方がきついというよりも女性が男性の横暴に如何に耐えてきたかという証です。 人生で一番幸せなことは幾つ何十になってもチャーミィーの洗剤のコマーシャルにあったように、手をつないで仲良よく人生を歩んで行くことです。
 それに勝る幸せはないことを理解されている人は少ないのです。

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