2009年9月4日金曜日

模様の由来


 模様には地名を表したものがあります。
・近江八景
 中国の景色のよい名所を真似て近江の国の琵琶湖付近の・比良の暮雪(ぼせつ=暮れに見る比良の雪)・矢橋 (やばせ)の帰帆(きはん)・石山の名月・瀬田の夕照・三井の晩鐘・堅田の落雁・粟津の晴嵐・唐崎の夜雨 を近江八景と言います。
・武蔵野文様
 武蔵野は関東平野の西にある平らな台地をいいます。 山らしい山もなく、月は草より出でて草にはいるといわれ、その趣のある風景を取り入れた文様です
・八ツ橋文様
 八ツ橋は愛知県にある地名です。 かきつばたの名所で、在原業平が歌を詠んだ地として知られています。 川の流れに折れ折れにつながった橋とかきつばたを配した情景を、尾形光琳が「八ツ橋蒔絵硯箱」として作りまし た。それが有名になり意匠として用いられるようになりました。
・洛中洛外図
 安土桃山時代を中心に流行した屏風絵の一つです 京都の内外に皇居、幕府、社寺、邸宅、住居、商店などが並び、沢山の民衆が起居していた都会の生活の繁栄 の様子を描いたものです。 名所を中心に庶民の生活や様々な職人の生活を描き出します。

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