吉祥文様とは「よいしるし、めでたいしるし」の意味で、それを表現した文様を総称して吉祥文様と言います。
・三寒三友(さんかんさんゆう)
松・竹・梅を三寒三友と言います。 冬の寒さに耐えて育つところから、艱難辛苦に耐えて生育するという意味で、吉祥文様としては最高位を与えられ て、祝賀の時は必ず用いられています。・四君子(しくんし) 四君子は梅・竹・菊・蘭の四種を言います。
高潔のことが君子のようだという意味で付けられた名です。 蘭は美しく、蘭気(香り)がすがすがしくさっぱりとした香気なので、君子になぞられています。
竹は四季緑を変えず、その成長と繁殖の目覚ましい活力、不思議な中空の幹の形態などによって、霊的なもの 或いは神性なものとみなされていました。
重要な神霊の依代(よりしろ)として、また招代(おぎしろ)として現在も欠くべからざる植物とされ、地鎮祭・七夕 祭りの主役として使用されています。
中国では瑞鳥の鳳凰が桐の木に宿り、竹の実を食べて成長するという、いわば慶寿の植物とされてきました。
さらに竹が節を正しく持するため、節操の正しいものの代表として梅・蘭・菊と共に四君子の一つに数えられ こうした考えが松・梅・と結びついて歳寒三友、松竹梅の観念を生み出し、広く一般に知られるようになりました。
宝尽くしと七福人は次回に回します。
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