2010年7月14日水曜日
今の結婚式
最近は躊躇も無くドレスを着て教会で式を挙げる人が多くなっています。
家に帰れば仏式で先祖をお祭りしている私たち年寄りには少し抵抗がありますね。
世間では「死んだ御母さんが見守ってくれているから心配しなくていいよ」とか、「亡くなった御母さんの事を念じて行いを正さなければね」などと話をしています。
体は灰と化しても霊魂は存在し、何時も自分たちの身近な所にいて見守ってくれている。日本ではそう言われているから、それを信じてそういうことを言い、またそれを信じている人も少なくありません。
現実にその霊魂を鎮め癒し守るために様々な年中行事があります。日本の年中行事の大半が祭礼です。
魂の存在を信じている人もいれば、信じてなくても日本の習慣ですから恭しく取り行う。そうすることによって霊魂の存在云々よりも自分の心が落ち着いて癒されるから、慣習に則って行うという人もいるでしょう。
それが我が日本の文化なのです。
それが現実なのに娘や孫は結婚をするときにキリスト教で行う。
霊魂は可愛い子供や孫の様子を天から見ることも出来ないでしょう。
そんなことはない見ればいいじゃないかという人もいますが、同じ宗教でも現実に勢力争いが行われている実情の中で、異教徒が覗き見るということはできないでしょう。
結婚式だけはキリスト教で挙式をして、子供が生まれれば神社に宮参りに行き、十三詣りは仏さんにお参りし、成人式も神社にお参りにいって、死ねば仏式で葬られる。バラバラで節操が無いと言われても仕方がないでしょう。
何故こんなことになってしまうのか。
親はお金は出すけれども口は出さないという大人が多くなったからです。
結婚は法律では本人同志の意思次第とはありますが、例えば結婚した相手が大きな犯罪を犯したと仮定します。
本人同志で決めたことですから、家は関係ありませんでは済まないでしょう。
最近は離婚が増えています。本人同志でひっついたのですから離婚しても知らんと親は白を切り通すことはできないでしょう。直接両家に問題は降り注いでくるのですから、結婚とは新しく家と家の繋がりが出来るという意識と認識をモット強く持たなければいけないでしょう。
あまりにも若い者の言いなりに成り過ぎていて、結果として起きている現象だと私は思います。
今の若い者も結婚する時は親頼み。離婚すればなおさら親頼み。自分たちにはそれだけの力しかないのですから、親の言い分ももっと聞かなければ。聞きたくなければ完全自立しなければ。
私なんか自慢じゃないけれど結婚式は全て自分でしました。大きくなるまで育ててもらったらそれが普通でしょう。
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