きものの場合大きく変化を見せれるところといえば帯結びしかありません。
きもの学院や美容界の着付の指導に当たっている人は、変わったことが出来ることをアピールするには、花嫁の打掛けが着せれるとか、振袖の帯結びを数多く知っているということぐらいしかありませんので、競って次々と新しい帯結びを創作します。
別にそれがいけないことではないのですが、上図を見て下さい。私なども毎年幾通りかの帯結びを創作しておりましたが、ピアノを引いているふくら雀の女性は素晴らしではないですか。
こんなに色々な帯結びができます。こういう様々な帯結びを出来るようにするには勉強が必要でコストがかかりますので、変わり結びはこれだけの料金を頂戴していますと、着付る方のつごうによって出来上がっているのであって、何を結んでも着る本人にはあまり関係はありません。
きものを着ていて素敵に着こなしているなぁー。素敵な人だなぁーと感じるのは、前姿だけを見て感じることであって後ろ姿で決まるわけではありません。
襟合せとか、帯の巻きつけとか、おはし折りの整え方、帯の位置とか、全体のシルエットの出し方とそのための補正、そして最も大切なのは来ている人の姿勢、歩き方、立ち姿や内面から出ている覇気や輝きによって決まってしまいます。そう考えれば帯結びなどは全く関係ありませんので、帯結びなどにあまりこだわらないで着付けをして頂くといいと思います。
ここをクリックして頂きますと動画の着付けが見て頂けます
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