2010年9月15日水曜日
お母さんの最後の一日
11日の土曜日の夜9時から「お母さんの最後の一日」というドラマを見ました。
亡くなって行くその日の様々なエピソードを描いたドラマでした。
愛情一杯に育てられた3人姉妹が母の病状の悪化で見舞いに来て、病室が家族団欒の居間のような雰囲気になっている。大変幸せな最後の日を描いています。
ドラマの中で担当の看護師の親子関係も同時に描いていました。
看護師のお母さんは娘のことを色々と構うのですが、それが嫌で嫌で仕方がないのです。構わないでほしい。放っておいてほしいと何時も言い争いをしています。
患者であるお母さんは何時逝ってもおかしくない病状ですから、緊急体制で看護師は待機しています。
そんな時にナースコールの赤ランプが灯りブザーが成ります。看護師は急いで病室に駈けて行きます。緊張の一瞬ですが、駆け付ければ病状でなく、付き添いで仮眠している娘の毛布が身体からはがれているから風を引かないように肩まで掛けてやって欲しいというものでした。
その時その看護師はこんなことで呼びつけてと思うのではんく、母というものは何処でも同じで、母の愛はそんなに深いものである。有り難いものだということをその場で悟ります。
人が聞けば何と迷惑な行為だと思うかもしれませんが、お母さんの愛は理など関係なく愛情を傾けてくれます。
恐らく親父がったらそんなことで人様を煩わせてはと理屈を優先さててしまうでしょう。
母は自分の寿命は分かっているので夫と子供たちに死んでから読んでまらえるように手紙を書きます
その内容は一人ひとりの性格に合わせてこういうことに心がけなさいという簡単な内容で最後に幸せでした有難う。平均年齢まで生きられなくて御免ね。健康に気を付けて頑張ってね。少し早いけど幸せに行けるのだから許してねと書いてあります。
ドラマの中で、「今日のこんな雰囲気の中で死ねたら一番幸せな死に方だね」というセイフがあります。理想の逝き方を描いています。
以前にブログで書きましたが私も幸せな逝きかたをしたいと思っています。
昔は運動会に家からご座を持って席取りに行きました。あれを思い出します。
少し早い目に逝って下界の良く見える良い場所を確保しておいてやるから、「君(妻)はあわてないでいいからゆっくりと後からおいで。先に行っているわね。」「本当に有難う幸せだった。喜んで行くから泣かないでね。」そう言って逝けたらどんなに幸せか。そういう最後でありたいと念じています。
それは簡単でありません。優しく尊敬される夫婦関係でなければいけないでしょう。そういう伏線がなければ幸せな逝き方はできません。
改めて妻に感謝し大切にすることを誓いました。よいドラマを有難う。
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