2011年3月11日金曜日
黄楊と虱
街路樹としてよく見かけます黄楊が今花盛りです。
街路樹としてよく見かけるビョウヤナギやキンシバイやアベリアなどですが、それらは花をつけるのはよく見かけますが、黄楊に花が咲いたのを見たのは今年が初めてです。
紅葉に花が咲いたのを見た時は驚きと同時に感激しましたが、それと同様に黄楊に花が咲くのを知った今日もまた感激です。黄楊の花は葉と同じような色目で目立ちませんが今が盛りと花をつけています。香りも良い香りがします。
黄楊と聞くと思い出すのが黄楊の櫛です。
母は黄楊櫛を使っていまして中には目の細かい梳き櫛というものも持っていました。
妹が二人いるのですが小学生の時に頭に虱をわかせました。母はそれを見て慌てずに酢を茶碗に一杯入れてきて、その酢を布に浸して妹たちの頭に塗りつけました。
酢をたっぷりと塗り付けて何をするのかと見ていますと、少し時間が経ったから梳き櫛で妹の頭髪を梳きはじめました。そうすると酢で膨らんだ虱が網にかかった小魚のように沢山梳きだされました。それを何度か繰り返して虱退治終了です。これを見たのは私が中学の時でしたが母のというか、昔の人の知恵にはビックリしたことを思い出します。皆さんは知っていましたか。
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