2011年3月9日水曜日

色と日本人


私達日本人は赤、オレンジ色、黄色、ピンク等の派手な色目というのはあまり好みません。
色としては好きであってもその色の衣服を着用するという事はあまりしません。彩のパッとした衣服は日本の町の風景には目立ちすぎるからでしょうね。
町の色や自然の色に溶け込んで目立たない色目の衣服を好みます。
これは町並等の風景の色目だけでなく東洋人独特の陰鬱な顔立ちというものも影響しています。
陰鬱な顔立ちに派手な色目は衣服だけが浮いてしまってそぐわないからです。
 洋服の色は総体的に男女を問わず好みは地味目です。
それでは白人は総体的に派手な色目のものを着ているかというとそうでもありません。
派手な色を着用しているのは熱帯の常夏の国の人ぐらいですね。
 色目はそんなに派手な色を着ていませんが稀に高齢のご婦人が赤などのジャケットなどを着ているのを見かけますが、お顔や体形にマッチして物凄く素敵です。
彫りが深く華やかな顔立ちと足が長くバストの大きい体形にはどんな派手な色目の洋服も似合うのです。
そういう素敵な姿を見ていますと「あーやはり洋服は体形の美しい外人のものだなぁー」という感じがします。
 日本人の脚の短いバストのない陰鬱な顔には間違ってもフォーマルのロブ・デコルテやイブニングやカクテルは似合いません。若い人は何とか着れても中高年になると見れたものではありませんね。
体形と顔が洋服のフォーマルは受け付けないのです。
その点きものは逆に外人には似合いません。
顔が華やかすぎるのです。体形は足が長すぎて帯から上と帯から下の長さのバランスが下が長すぎておかしいのです。
そして着物のフォーマルは絵模様になっていますので、背が高すぎて色と柄が目立ちすぎるのです。
その点日本人が着ますと顔の陰鬱さを着物の華やかさが彩を添えて華やかな雰囲気にしてくれます。
 背が低くて足が短くてもきものを着てホテルなどのパーティーの場に行きますと、外人のイブニングドレスを着た人に負けない華やかさを醸し出してくれます。
ホテルなどで着物姿の人を見かけますと洋服姿の人は勝てません。
 皆さん美しく目立ちたいという願望を抱いて様々に努力をしお金も使っています。それなのに何を着れば自分を最も素敵に美しく見せれるかを知らなすぎます。最も素敵に美しく見えるきものを疎かにしすぎです。

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