2010年2月24日水曜日

映画「恋するベーカリー」


 離婚をした夫婦が子供の卒業式で一緒になり、それが発端でデートをするようになり、セックスまでするようになります。男は元に戻りたいと元妻に詰め寄るのですが、女性は悩んだ挙句に踏ん切りをつけて別れるという内容でした。
 夫婦が別れる原因は世界共通の様でその大半は男の浮気、暴力、借金、酒による暴力や借金というところではないでしょうか。
 男は実に甘いところがあって自分が直接の離婚の原因を作っておきながら、「許して欲しい」「許してもらえる」という安易な気持ちを持っています。
そういう甘いところがあるから余所で女を作っても妻には「お前も好きだ」と平気で言います。
女の性は淫乱でない限り、こっちでもするけれどあっちでもするというようなことはできません。
女性は一途のとこらがありますので、男性のいい加減な気持ちがなお許せないのです。
 男性は別れてもまた逢えるのではないか、逢いたいという気持ちを引きずります。ところが女性は別れると決意したならば、別れた男は「死んだらいいのにと」徹底して憎みます。

 そのことに付いて友達と飲んでいる時に、「男は何時までも未練たらしく尾を引くけれど、その点女は別れた途端に、別れた男なんか死んだらいいと思っている。女はきついなぁー強いなぁー」と言いました。
 そうするとその友は強いのと違う実際は弱いのや。自分を裏切った男なんか死んだらいいねんと、きちっとけじめを付けないと明日から生きていけないからや。おれはそう思っているといいました。
それを聞いて「そうやなぁー」と私も思いました。

 経済的に甲斐性があって明日からの生活に何の心配もなければ、そんなに鬼女のようになる必要はないのでしょうが、一般的には経済は男性に依存している人がほとんどですから、頼りにしている男に裏切られれば、よほどの強い決意を持たなければ生きて行けないからでしょう。その決意の象徴として別れた男を殺してやりたいという強い踏ん切りと意気込みが必要なのでしょう。
 とにかく日本では別れると決意したならば、二度と顔も見たくないというのが一般的な女性の姿ですから、恋するベーカリーの様な話は日本では成立しないだろうというのが映画を見た印象です。

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