2010年3月26日金曜日

新卒採用


愛媛県久万高原町にある法連寺の天然記念物の枝垂れ桜(樹齢120年)

 
 採用される基準を成績の良し悪しだけで決められる事に対して、若い人たちの間では不満に感じいるように窺える人がいます。
 人は成績が良くなくても、自分が駄目な人間であるなんてことは思っていません。みんな自負心を抱いており、自分もその気になればそんなものぐらいやり遂げてやると思っています。
 みんなそんな気概だけは持っていますので、採用される側に立てば様々な意見や希望があろうと思います。

 採用する側としては短時間に確かな判断をしなければいけないのです。
採用される側の意気込みや、やる気という形にないものを判断基準にはできません。
確かな判断材料が必要です。
成績とかスポーツというものは明確な判断材料となりますので、何処の企業も重要な選別の基準にしているのです。 
 中には勉強が好きだという人もいますが、大抵は将来の事を考えて仕方が無いから頑張るという人の方が多いのではないでしょうか。
 世の中は競争原理で動いています。競争に勝たなければ自分の立場を優位なものにすることはできませんので、勉強が好きでなくても頑張っているのです。

 成績の良い人間を分析すれば、意志の強さ、我慢強さ、忍耐力、集中力、持続性という性格を有していることが成績から窺えます。成績は強靭な精神の象徴ですから重要視するのです・
 スポーツも然りです。意志の強さ、我慢強さ、忍耐力、集中力、持続性などが備わっていませんとあの激しい訓練に付いていけませんので、そこを企業は買うのです。

 若い人の中には「自分だってその気になったら」と自負心旺盛な人が多数いますが、いくら自負心を持っていても、明確に形に表さなければ世間は認めてくれません。

 人の一生は何も難しい事はありません。仕事をすること、遊ぶこと、寝ることのサイクルで成り立っています。
その中で一番大切なのは仕事をすることです。現実に仕事に費やす時間が一番長いのです。そして大切な経済に関わっています。仕事は人生において最も大きなウエイトを占めていますので、同じ仕事をしなければいけないのであれば、意気に感じて働ける所、経済的にも条件の良い所で働きたいと希望するのは当然です。
 良い条件の所で働くには企業に受け入れられる自分を、日頃から心がけて作って行く以外にないです。
就職活動の時にその気になって張り切ってもどうにもならないのです。若い人たちはそういう理屈が分かっているのだろうか。
おすすめリンク

0 件のコメント:

コメントを投稿