2010年3月16日火曜日

旅立ちの時


3月4月は入卒と社会人しての旅立ちの時です。
想い出します。娘が二人いまして上の娘が高校の3年生終わりの進路説明会に私は行きました。
進学するにも就職をするにも大変厳しい状況であるということを先生からうかがいました。
帰って娘とどうするのかを聞きますと進学したいということでした。

 何のために大学に行きたいのかを聞きますと、一流の企業に就職したいからということでした。
一流の企業に就職するには国公立の大学に行ってそこそこの成績でなければ行けません。
 娘は国公立の大学に行けるほどの偏差値ではありません。せいぜいきこえの良い短大に入れる程度だと私は偏差値から割り出していました。

 短大が悪いというのではなく、現実問題として短大を卒業して一流企業に就職の出来ている人をそれまでに見聞きしたことがありせん。
娘の事を考えて私が出した結論は英語が好きという事ですから、英語を主体として勉強する専門学校に行く事でした。当時はYWCAかECCぐらしかありませんでした。
両方に私が行って聞いてきました。YWCAよりもECCの方が一流企業とのパイプラインを多く持っていました。
 ECCの言うのには卒業するまでに英検の2級の資格を取って、真面目に通学してくれて、成績が10番以内だったら一流企業に推薦入社できますということでした。

 その情報を本に娘に話をしました。現在は四年生や短大に行けなかった人が仕方が無いから専門学校に行くという時代や。そういう時代やから今のお前やったら真面目に勉強していれば必ず成績は上位にいける。だから専門学校に行けと言いました。
 専門学校にしか行けなかったというのは世間体は悪いけれど、それが良い企業に就職する一番の方策だと説明をしますと、娘も私の言うことを素直に聞き入れてECCに行きました。

 何処の家でも同じですが長女は真面目で大人しいタイプの子供が多くて、私の所の娘も真面目ですから、きっと成績は上位で卒業できるだろうと思っていました。
 期待通りに成績は上位で終えましたので、幾つかの一流企業を示してくれて好きなところを選びなさいとECCから言ってもらえました。娘は選んだのは門真にある大きな企業で今も務めています。

 あの時に専門学校なんてきこえが悪いから嫌だと駄々を捏ねていたら今はありません。
同じ働かなければいけないのであれば働きがいのある所で、少しでも賃金条件の良い所が良いのは当たり前です。
世間体なんかお構いなしに決めた私の機転と娘の素直さのお陰です。

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