2010年3月6日土曜日

止められぬ時の流れ


        アカシアが咲いています
 
マグロはアメリカも全面捕獲廃止の態度を示し、デパートの高級食材売り場でしか手に入らないようになるのではないかと言われだしています。
 昔の大きな布団屋さんは羽根布団が普及してからは、綿の打ち直しも必要でなくなり、それに伴って仕事が無くなり衰退しました。
 時計は昔は高級品で,時計屋さんといえば貴金属店の如く立派な店構えの所が多かったのですが、今は見る影もなくなっています。
 何処の市場も昔は大勢のお客さんで、特に年末には大勢の人で通り抜けるのが大変苦労をしたほどの賑わいでしたが、今は歯抜け状態になり見る影もなくなっています。果物の専門店も見る影もないほど今は衰退して来ています。

 私の家は貧乏でしたので魚と言えば鰯で、鰯は焼いたり煮たりと良く食べましたがその鰯も店先に並ばないことが多くなりました。タコなどはほとんどが外国産です。
 昔はお盆と言えば子供も大人も皆が浴衣を着て出かけ、盆踊りは賑やかで楽しかった。
お正月には家族全員が着物を着て初詣にでかけますので、境内は花が咲いたように多彩で華やかで、そういう雰囲気の中に佇んでいるだけで楽しく幸せな気分になりました。
それが今や何万人と言う参拝者がいてもダウンジャケットの色一色と言う味気のないものになってきています。
 昔と比べて収入は増えました。しかし物は高くなり環境は悪くなり、人の心もゆとりのない人が増大してしています。
 
どんな国造りをしていくかという政治家にはビジョンもない。国がそうだから若い人は何のビジョンも目的も目標も無く、パソコンのサイトで暇つぶしをしている人も少なくない。こんな状態が楽しいでしょうか。これで豊かと言えるでしょうか。
 私たちは何を求めて生きているのでしょうか。何処に向かって生きようとしているのか。目的や目標のない人生ほど味気のない人生はないのですが、それが分かっておられない人が増えて来ているように思えますが、如何でしょうか。

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