2009年10月9日金曜日
二人仲良く墓場まで
ここ何回かNHKが男と女の違いで取り上げていました、夫婦は何故仲良くやっていけないのかに付いて私見を述べさせて頂いています。
結婚をしてそのまま夫婦生活を続けて来られた人達は、お互いに大切な存在であることは認識されておられても、人生に於いて最も幸せなことは、何時までも連れ合いと仲睦まじく生きて行くことであるというとこまでは、恐らく理解されていない人が多いのではないかと思います。
斯く言う私も全く理解の出来ていない一人でございまして、自分の拙さから平成元年に離婚をして今も独り住まいをしています。独り住まいは本当に淋しいですよ。経験のない人は分からないでしょうね。
男ですから若い時は自身の立場の確立を目指して懸命に頑張ります。
そうすることが妻にとっても家族にとっても重要であるから、特に妻は自分に対して最大の理解者であり協力者であるべきだと決めつけています。自分に対して奉仕者であるべき点に不足があれば情け容赦なく糾弾をします。
また、自分を基準にして妻を推し量り鈍臭いことをしたり拙い言動があれば指摘しそれを糾弾します。
何時からか妻を褒め称えることも、優しく労わることもなく、家族の下部的存在のように労働を課して行きます
そんなことをしていればどんなに惚れて一緒になっても、七年も経てば相手の中身がすっかり分かってしまい、嫌で嫌で仕方がない。今すぐにでも出来ることなら別れてしまいたいと思うまでに至らなくても、一緒にいても楽しくないということになってしまうのは当然の成り行きです。
人間は育ちの環境によって個々に異なった人格や人間性が備わっています。その異なった他人同士が一緒になるのです。惚れている間は拙いところを見せないように。相手が喜んでくれるようにと気遣いをして、相手に合わせようとしますが、そんなことは長続きしません。直ぐに本性が露呈して、欠点の指摘と糾弾のバトルが始まります。
完璧な人間なんていません。みんな欠点を持っており異なった性格同志なのですから、結婚は大人としてそういうことを十分承知して、お互いに拙いところは補い合うというのが結婚であらなければ行けない筈です。
それが出来なかった馬鹿者の一人が私です。何故それが出来ないのか。人間は自負心が物凄く強くて、自分は正しい、素晴らしい、偉いと思っているから、自分を軸に回転しなければ気が済まないのです。それに逆らう者は気に入らない、気に入らないからその点を指摘し糾弾してしまいます。
そういうことが是正されない限り、人生最大の悦楽である夫婦仲良く手を握り会ってという楽しみを得ることは無理でしょう。
今さらそんな楽しみを求めなくても、お金さえあれば他に楽しいことはいくらでもあるというのが、多くの人達の生き方なのでしょうね。
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