2011年4月1日金曜日
人生の思い出No1の附則その一
私達の子供の頃の食事をするときの食卓はちゃぶ台です。
円形で足は折り畳みが出来ます。
足を立てて折り返らないように木製のストッパーが付いています。
食事以外の時は部屋が狭いので足を折りたたんで部屋の隅に置いていました。
よくお笑いやドラマでちゃぶ台をひっくり返すというシーンがありますが、それがちゃぶ台です。
そのちゃぶ台が普及したのは大正から昭和にかけてと言われています。
それ以前は銘々膳です。
昔は銘々膳で食事を頂き終わればお茶か白湯でお椀をきれいで拭き取り、椀は其のまま膳に伏せて置いておきました。
お茶を習っている方ならお分かりだと思いますが、懐石を戴くときに最後はお茶か白湯を椀に入れて沢庵できれいに椀を拭ってから頂いて終わります。それは銘々膳が主の時代の名残の作法です。
銘々膳は月に2-3回まとめて洗っていたという事です。
これは水道のない井戸に頼っていた時代には水は本当に大切なものだったからではないでしょうか。
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