2011年1月10日月曜日
金箔
織物をゴージャスなムードにするために、特に帯には盛んに金箔が用いられます。
金箔は金から作られるのですが1gの金を引き延ばしますと畳1畳くらいの大きさになります。
帯の場合はそれを1~2mm幅のこまかい糸状に切りそろえます。
切り揃えた金箔をそのまま緯糸と一緒に織り込む方法と上図のように糸に金を巻きつけたもの、引箔と言いますがその糸を使用したものとあります。
上図Aは箔をそのまま織り込んだもので金色の光が強くなります。Bは引箔を使用したもので金色が上品な押さえられた織色になります。
金箔は着物の模様の加工にも用いられます。
箔置きと言うのですが金箔を糊の中で練り込んだものと、模様に糊を置いてから粉の金箔撒いて余分な箔を掃き落とすやりかたとあります。
高級品には後の技法が用いられることが多いです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿