2010年12月3日金曜日
映画 PS I Love You
妻とDVD PS I Love youを見ました。
仲の良い若夫婦の旦那が脳腫瘍で亡くなります。
この映画を見た直後に私も脳腫瘍で入院をしましたので、その時はドッキリしたことを覚えています。
旦那は余命幾ばくも無いことが分かっていますので、自分が死んでから少しでも妻の悲しみを和らげてあげたいと記念日には手紙が届くように手配をして亡くなります。
一年間は妻だけでなく、親や友達の所にも手紙が届くように万全に手配をしています。
妻はその手紙を手にして彼との思い出が蘇り号泣します。
それを見ていて、事実をしっかりと受け止めて、少しでも早く彼のことを忘れるようにすることがベストなのに、酷なはなしだなーと最初は思いました。
人は簡単にそのように思ってしまうのですが、よくよく考えると、最愛の人に先立たれて直ぐに忘れろという方が酷なことですね。
暫くは引きずって悲しむのが普通です。
先だった彼はそうであろうと思って、次第に悲しみが薄れるまでは、妻の悲しみを共有してあげろうと考えたのですね。そう思うと最初に自分が感じてことが拙かったと思い直しました。
どんなに大きな悲しみでも時間の経過によって忘れる、慣れるという人間の本能によって薄れていきます。
次第に悲しみも薄れて来た一年目に最後の手紙が母に預けられていました。
それには何時までも私は愛しています、でも君はもう私の事は忘れて自由奔放に生きてほしいと書いてありました。
この最後の文言が涙を誘います。妻は泣いていました。マン悪く電話が掛かってきて電話に出た声が泣き声だったので何か言われたようで、映画のせいだと弁明していました。
人間は死亡率100%で誰もが必ず死にます。結婚をすれば子供たちのためにも簡単に分かれるという事はできません。ならば何時までも愛を無くさないように支え合って生きていくべきです。それが残念ながら理想になってしまってかんたんではないという悲しい現実が横たわっています。
こういう映画を見て自分たちも嘗ては熱く燃えていたことを思いお越すことが大切ですね。
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