2009年7月30日木曜日

皆が厳選すれば世の中は良くなる



                 夏の間は チョットお休み 着付道   

最近の美容室はカット・パーマだけで着付けやセットをしない所が多数あります。 そんな所でも顧客に頼まれれば断れませんので、着付けは私の所に下請けに出して、セットだけ自分のところでするところもあります。

 通常はセットをして着付けるというのが順序ですから、セットが出来上がる時間を見計らって店に行きます。見ればもう少しで出来上がりというところまできているのですが、それから毛先の始末に戸惑って30分も待つということがあります。 その点、大阪の新地の女性たちが頻繁に出入りする美容院では、イメージが出来上がればアットいう間に仕上げてしまいます。

 これは着付けでも同じです。下手な者は時間が掛かる割には出来上がりが悪くて直ぐに崩れてきます。 何を意味しているかといえば、技能と仕上げる時間は比例しているということです。

 最近は本物が少なくなりました。自分の技量がどの程度なのか客観的に自分を見つめることが出来ないのです。 昔は美容。理容の世界でも弟子入りをしてじゅっくりと技量を磨く。親方から認証されなければ一人前の職人として仕事ができなかった。自分を厳しく査定してくれる人がいたのですが、最近は専門学校を卒業すればすぐに開業する人も少なくありません。 そんな時代ですから、利用する側が厳しく選択して行かなければいけないと思います。厳しく選択して行けばもっと世の中は良くなるとおもいます。

 そのためには本物とはどういうものかを判別できなければいけません。自分のことで恐縮ですが、例えば着付でしたら私が着せる時間と遜色のない時間で着せれば一人前でしょう。 そういう事を実際に見て頂くことがお役に立てることの一つではないかと西宮流では有名な武庫殿と意見が合致し、私の着付けている姿をユーチューブにアップしてくれることになりました。 この年になって自分は自慢しようと思っていません。一人前とはこういうものだという参考にして頂ければ幸いです。Googleで「着付け名人と寿々のタイム着付け」を入力して検索した頂ければ見れます。ぜひ一度見て下さい。 

0 件のコメント:

コメントを投稿