上記の女性はカラオケ喫茶のママです。カラオケ店を開業して7年になります。3周年の時に一度店主催の発表会を行っています。
その時は主人もいました(その後離婚)し、また店の常連から発表会を行なえと進言されて行ったものですから、店の常連の人達が積極的に手伝ってくれてママはあまり苦労することなく終えています。
今年は7周年の節目(昔から陽の3・5・7はお目出度い年と考える習慣がある)ですから発表会を行うことを決めたそうです。
3周年の時にやってくれた司会者はおしゃべり上手ですからその人に任せて、自分は最後に少し挨拶をすればそれで済むと考えて、行うことを最初は決断していました。
ところがその司会者も店のお客様で、その司会者を嫌う人達がいて、その司会者を使う事にクレームがつきました。
店にとってはどちらも大切なお客さんです。どちらの言い分を聞き入れるということもできません。
その上に店には全く関係のないお客様同志のいがみ合いという、店にとってはマイナスになることもしばしば生じていますので、そういう事も払拭したいので、どういうやり方がいいかという相談を受けました。
そういう煩わしさを払拭するには、お客様には一切手伝ってもらわないようにして、ママが中心で何事も仕切らないけない。教えるから頑張りなさいということになりました。 今までの司会者には丁重に断って、最初と最後の締めは自分でやる。そして要所要所ではママが出て行って挨拶やら紹介をすれば、後はナレーションでいい構成になるから、その線で行こうということになりました。
決断はしたものの人前でしゃべるのが大の苦手のママにとっては、大きな難題を背負うことになりました。
人は「そんなものぐらい、その気になったら」とよく言いますが、おしゃべりはそんなに簡単ではありません。
それを克服するには私の作った台本通りに練習をする以外に解決の方法はありません。自分は主役になって頑張らなければいけませんので、歌を歌う時の振り付けや、裏の仕事の手配やらと大変です。
ママにとっては生まれて初めての大きな試練です。逃げられない頑張る以外に選択の道はありませんが、よく頑張りました。 本番当日は全てを仕切って、挨拶も歌もとちることなく素敵にというわけにはいきませんが、第三者からみればスマートにやり遂げました。 終わってから私のところにお礼の電話がありましたが、達成感で胸が一杯という感じでした。 楽しみは無数にあります。無数にある楽しみの中で何が一番の喜楽になるかということです。
自分の存在をアピールして、人から自分の存在価値を承認される喜楽にまさるものはありません。そういう楽しみは自分の心がけ次第で永続性のある喜楽となっていきます。
そのことを分かって頂きたくて「ある女の芽生え」というタイトルで紹介させて頂きました。
ママも初めて真の喜楽とはどんなものかを、勉強出来たのではないでしょうか。この経験と心のときめきを大切にして、今後大きく羽ばたいて頂きたいものです。
ママの頑張っている姿はユーチューブを開いて「100made]を打ち込んで検索して頂ければ見れますので、一度見て上げてください。2ページ目です。
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