2011年2月17日木曜日
無縁社会
無縁社会に付いてNHKで取り上げていました。
社会とは無縁になり独り孤独に生活している人達です。話し相手もいない。こんな生活が続く限り生きていても仕方がないと悲しく嘆いている人が多数いるということです。
こちらの方は引きこもりとは異なり経済的理由が大きな要因のようです。
真面目に正規社員として仕事をしていたが急に会社が倒産をして、それからというものは就活運動をしても正規の社員として働くところがない。
契約社員としてアルバイト的に仕事をしている。その仕事も途切れる。収入は激減して次第に蓄えもなくなっていく。
お金が無くなっていけば遊びにもいけない。外に出ないから人と接する機会が無いものだから知り合いや友達も出来ない。もちろんそんな状態で恋人も出来るはずがない。
そういう生活が続くと家族の人にも恥ずかしくて会いに行けない。
次第に孤独が深まっていき話す相手もいない。恐らく何日も会話らしい会話をしたことがないという生活になっているのではないでしょうか。お金にゆとりがあれば馴染みの喫茶店や食堂や飲み屋で店の人とでも話はできますが、そういう所にも行くお金に困っていれば、コンビニで握りやインスタントラーメンを買ってきて独り淋しく食事をするということになります。食事というよりも毎日毎日が生き延びるために食べて息を繋いでいるというだけになります。
若くて仕事をする気持ちのある人たちでも仕事がない、正社員になって生活の安定を図れないという人が多数います。折角この世に生まれてきて別に犯罪を犯したこともない。真面目に働いて来たのにこんなことになってしまっている。
私は22年間独り暮らしをしてきました。私の場合は昼に仕事仲間と色々と話も出来ますし、飲み会に行ったりすることもできました。それでも帰ってきて電気を自分で灯して床を敷いて、時間があればテレビを見る。
音楽が好きだったのですが楽しい音楽を聴いて気分が高まっても声を掛ける相手がいない。いい気分になればかえって淋しさが増幅しますので眠り薬の代わりにまた酒を飲んで眠ります。本当に独りは淋しいものです。その寂しさを私は知っていますので淋しいと嘆いている人のことを聞くと涙がでます。弱いとか強いという問題では済まされない哀れな現象です。
政治家の先生方本当にしっかりしてくれ。俺なんかがぼやいても何の解決にもならないけど、こんな俺でよければ話相手になるから電話でもメールでもしてきてください。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿