2010年6月16日水曜日

お節介



 俺はある店で余計なことを言ってしまいました。
俺はそこのマスターとはフィーリングがあって好きだから。そこのマスターは前向きに頑張っているその姿勢も好き。マスターの作る料理は美味しいし気に入っている。
 俺は現役を退いて経済的には力がないのでしょっちゅうは行けないので、応援する力も無いが店が発展すればよいと心底から思っている。そういう伏線があるから言ってしまったのです。
何を言ったのか。

 私も事業をやっていて経験があるから分かるのですが、人は親切心で色々とアドバイスをしてくれます。でもお金云々という実情があるから言われることは分かっていても悔しいけどやれないということもあります。
だからお金の掛かることは言いませんが、努力で何とか出来ることはすべきであるというのが私の信条です。
それは頑張っているマスターも分かるだろうと思うから「もっと店を綺麗に整理整頓しろ」と言ったのです。

 この店はマスターの人脈と心意気で持っている店ですから、その状態でもマスターの顔で御客が来ている事は分っています。
でももっと繁盛するには口コミの一見さんが来てくれて、その客がまた客を連れて来てくれるという形にならなければ店は大きく繁盛しません。
そのためにはマスターの気風がいいということ、料理が美味いというだけでは十分ではありません。
一見さんが来て居心地のいい落ち着いた綺麗な店というのも大切なサービスです。
そういうサービスを提供するにはお金を掛けなくても出来る範囲のことは実行する。そういう事を言ってしまったのですが、どう受け取ってくれたか。言わない方がよかったかなぁーと今は少し反省しています。
 俺の言った事は絶対に正しい事ですが、正しいからこそ余計に負担に感じて気まずくなるということもあります。正義や誠意を振りかざすことは必ずしも善であるとはかぎませんものね。

 マスターもしこのブログを読んで俺の心意気が分かったら、今度行った時は美味しい肉を食べさせてくれ。

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