2010年6月7日月曜日
男らしさ
我々の中学生時代には進学組と就職組を比較しますと、一クラス55人中に就職組は確実に30%くらいいました。
それだけ貧しい人が多かったという事です。
就職組は勉強は皆目駄目でしたが、喧嘩をさせれば強いという者が多かったです。
学問と家庭環境の貧富の差は確実に成績に比例します。「衣食足りて礼節を知る」という諺は的をえています。
私も就職組の一人で悪餓鬼でした。そんな環境で育った私ですからやんちゃもし、警察にも補導され家裁にも呼ばれた事はありますが、神戸製鋼に養成工として入社をして、仕事は真面目に行っていましたので、そのことに免じて許して貰ったこともあります。
尼崎の兄ちゃんですから柄はいい筈がありません。
こういう言い方をすれば尼崎の人に怒られますねごめんなさい。
そんな環境で育ちましたので若い時は「男らしさ」といえば、酒が強い、喧嘩も強い、それでいて義理がたい、そういう男が「男らしい」と思った時期もありました。
若い一本気な人間は「青い」と言われますが、全くその通りで青二歳でした。
家庭をもって子供を設けて、責任を感じるようになってから「男らしさ」の観念が全く違ってきました。
意気がっている若者は沢山いますが、そういう人達に申し上げたい。
男らしさというのは、女房や家族に優しく、前向きに仕事をして家族の為、社会の為に少しでも役立つ人になる。それを実践している男が一番男らしい男です。
そういうように言えば反発して子理屈ばかり言う奴が多いのですがそんな奴は餓鬼ですね。
真面目に家族の為に頑張っている人が沢山います。そういう人が男らしい男であることを若い人は知っておいてください。
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