2010年5月6日木曜日
草食系
5月6日夜、NHKで「日本のこれから」というタイトルでトーク番組が放映されていました。
草食系の若者が増えていて、そういう若者の意見を聞いていますと、何とか食べれればよい、車は欲しくない、酒は不経済だから飲まない。出世なんかはしなくてもいいなどと、積極的に社会と関わって行こうとしないで、自分が自由気ままに楽しんでいけたら、それが一番幸せな生き方であるなどとも言っていました。
何のために努力をしなければいけないのか。努力をしないでも生きていければそれでいいではないかとも言っていました。
結構理屈ぽくて、若者は若者なりに信条を持って意見を述べていましたが、一つ肝心なところが抜けているように感じました。
酒なんか呑まなくてもいいです。車も買わなくてもいいです。出世もしなくてもいいです。何が楽しくて何が幸せな事なのかは、価値観の相違によってまちまちであってもいいと思います。どういう生活をして行こうと自由ですが、そんな若者達ばかりになっていまえば国はどうなってしまうのでしょうか。
若者達は自分達の考えが正論であると考えて立派に理屈だけは述べていますが、そのように立派に意見を述べれている自分がそこにいる。それは両親が懸命に働いて育ててくれたからです。
両親の力だけではありません、その両親が頑張れる環境を社会全体で作り上げ、発展と維持に努めて来た結果として若者達はその場で論じることが出来ています。
贅沢をしなくても何とか食べて行けて自分の好きな事が出来ればいい。それで世の中が何の支障も無く成り立って行くのであればそれでもいいでしょう。
世の中はグローバル化してきて激しい世界競争が始まっています。維持は実質には後退ですから皆が前向きに頑張って少しは成長していかなければ生活が維持して行けなくなります。
そんな事は私がしなくても、俺がしなくても頑張ってやる人がいるから自分だけは自由にしたいというのでしょうか。それは自由ではないでしょう、自由には責任が伴います。責任を放棄して自由はないのです。
自由に生きればいいです、我々年寄りはそれに付いて、今の若者達は等とは言いません。
言いませんが、自分は社会のお陰で生き来れているのですから、社会が成り立つように各自が応分の責任と負担を背負っていかなければいけないでしょう。
それが分からずに自由だけを唱えている若者を見ていますと悲しくなります。
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