2010年5月5日水曜日
ゴールデンウィークに思う
長谷寺は 牡丹回廊 観世音
ゴールデンウイーク、子供が幼い時は何処に連れ行ってやろうか。妻よりも子供の喜ぶ顔が見たさに様々な所に出掛けたものですが、この年になるとゴールデンウイークも盆も正月も気持ちが高まる事は無くなってしまいました。
長期の休みが続きますと田舎の有る人は里帰りをする人も少なくないでしょう。
家では年寄りたちが首を長くして待っています。そういう人達にとっては心躍る楽しいひと時です。
しかし休みが明けて皆が帰ってしまうと、賑わっていた空間がまた静寂な空気の動かないものになり虚しさと寂しさがドット押し寄せてきます。
何もなければ平凡に静かに暮らせていたものが、嵐が去った静けさの如くに森閑として、耐えがたい寂しさに少しの間苦脳します。
私は20年間独り住まいでしたのでその寂しさはよく分かります。まだ都会の場合は外の喧騒さが感知されますので紛れるということもありますが、田舎ではその寂しさが増幅されるのではないでしょうか。
私などは日々夜の寂しさを紛らわせるために酒を飲んでいました。
酒は嫌いではないのですが酒が無ければ我慢ができないというほど好きではありません。弱いので飲めば直ぐに眠たくなってしまうので、酒を眠り薬代わりに飲んでいたのです。そんな生活は楽しい筈がありません。
年輪を重ねると夫婦は会話もしなくなって、夫婦とは何だという疑問を持ってしまうほどにしらけた関係になるのが一般的ですが、連れ合いが無くなると本当に寂しくなりますよ。
特に男は生きている間に女房を大切にして、時には手を繋いで映画にでも一緒に行くように心がけてください。
男は女房が先立つと後を追うように逝ってしまいますが、女の人は気が楽になって長生きすると言われています。
それは男が優しくなかったからです。男が優しかったら男も女も関係なく後に残されてこれからどうして独りで生きて行こうかと悩んで憔悴すると思います。
葬式の時は何の未練も悲しさも感じなくても妻は一様は涙を見せて泣いてくれます。
しかし落ち着けば「ああこれでのんびりできる」と妻に背伸びをされてします。そんな男ってどんなに生前は威張っていても何の値打もないでしょう。
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