2010年4月22日木曜日
自分の命は自分で決めさせて
コデマリ
私の様な馬鹿者は苦労と努力を重ねて順風満帆に船を走らせているのに、ふと魔がさして進路を転換させて苦労という島に座礁させてしまいます。
私も60歳で座礁させてしまいました。自業自得ではあるのですが、この年になって一からの出直しはしんどいです。蓄えも無いので不安で一杯です。
そんな時に脳腫瘍を患い命がけの手術をしなければいけないはめに陥りました。独り住まいですから後遺症が残って目が見えない、手足が自由に動かせない、言語障害が生じてしゃべるのが不自由になればどうしょう。
娘はいるけれども娘には自分の生活と人生があるから頼れない。悲しいですね。こんな人は私だけでなく沢山いらっしゃると思います。
それでも生きて行かなければいけない。いっそのこと手術の時に失敗して麻酔で眠ったままあの世に行けたらどんなに幸せなことか。「後遺症が残るようだってら、死んでも一切文句は言わないと誓約書を書くから先生そんな時は殺してや」と言いました。
そんなこと出来る筈もないのは分かっているけれども、それがその時の自分の一番の正直な気持ちでした。
末期癌で苦しむだけ苦しんでいる。それも治るのだったら我慢をしなければいけませんが、治る見込みは絶望的、家族の者もあまりの苦しみ方にもう逝かせてやって欲しいと思っている。そんな状況でも無理やり生かされる。なんで自分の命は自分で決めさせてくれないのか。もういいから先生お願といえば犬猫のように簡単に安楽死出来るでしょうに。自分の命は自分で決めれるようにして欲しいです。
年間三万人以上の人が自殺をしています。そういう人の大半は頑張れば生きていける人達だと思うのですが、自殺していく人の身辺には愛がないのですね。
愛してくれている人がいる。愛する人がいれば何とかしなければと頑張れるのですが、そういう愛を感じる人が存在しないから寂しくて虚しくて人生に終止符を打ちたくなってしまうのですね。
縁あって一緒になった夫婦や家族の皆さん達は、苦しい立場に追い込まれた家族がいれば、愛で包み込んでやって欲しいですね。
縁あって一緒になっても、運命を共にしようという愛を持続させている人が少なくなっているから自殺者する人が減らないのですね。
今は自分も縁あって愛する人が出来ました。そういう人の出現で改めて愛の大切さをまた一つ学びました。
お金があれば簡単に喜楽を手にすることが出来るので、人は経済、経済と経済重視に傾斜しているのですが、経済よりも愛が大切ですね。
貧乏していても支え合って生きて行けばなんとか生活は出来る筈です。
愛も無い、このさき生きていても人様に迷惑をかけるだけになれば安楽死させて欲しいですね。
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