2009年11月19日木曜日

自立



 以前に「スタンドバイミ」という映画を見ました。
子供の頃は各々の立場や思惑や利害などの絡みはなく無邪気に交際出来ていたのが、大人になれば各々の思惑やまた利害や損得が絡んできて、こどもの頃のように無邪気に友達として交際しにくくなるという映画であったと記憶しています。
 
 大人になれば男は特に仕事が主となりますので、利害や損得や力関係を考慮しつつ付き合わなければいけなくなります。
 マイペースで付き合えることは少なくなります。こういうことは国と国との関係においても全く一緒ではないでしょうか。
 鳩山総理と岡田外相の間で沖縄の基地問題に付いて温度差が生じているようなことが報道されていました。
 マニフェストに掲げた方針を貫きたいというのが鳩山総理の意向のようにおもいます。それに対して岡田外相の方は現場で直接折衝を行っている立場として、民主党の思惑を貫き通すことの難しさを直に感じ取っていることの温度差のように思います。

 自分のペースで交渉は進展して行けば問題はありませんが、それぞれに事情を抱えているもの同志ではそんなに簡単にはいきません。
 自分のベースで付き合いたければ、人に一切依存することない完全自立が先ず大前提でしょう。
 防衛面において長年に渡って人頼みの政治を行ってきているのですから、政権を取ったからといって自分たちの思い通りにと考えるのは拙すぎる考えだと思います。
 自分の意見を通したければ憲法を改正して自国の防衛は自国でする。
完全自立を果たしたから、「アメリカさん長年に渡ってありがとうございました」といって引きさがってもらうようにする。それが当然の理でしょう。
 何故勇気を持って憲法改正を唱えて実行しないのでしょうか。
今やアメリカは日本よりも中国をパートナーとして重視しています。
中国の体制を考えた時に中国と対等に仲良くやっていくには、力関係において強さを誇示する外交上の作戦があって日本を踏み台にしているということではないでしょうか。
 日本は早くに完全自立しなければ、世界での発言力が劣化していきます。
国と国の交わりは人と人との交わりと同じです。完全自立なしで相手と対等に対話できるはずがありますん。
 子供たちは完全自立出来ていないのに大人に対して生意気な振る舞いをします。それを許しているそんな軟弱な大人たちの心根がそのまま政治の場でも拙さを披歴しているように思われてなりません。
 私は子供のころは悪ガキで喧嘩も強かった。あいつは強いと思われていると人は親切にしてきます。それに対してこちらも優しくしていくと信頼関係はより深まります。
 あいつは弱いと思われていたら、何を主張しても取り上げられないで軽視されます。子供の世界も外交も同じです。喧嘩をして血の一つも流したことのない良い子はそんなことは分からないかもしれませんね。

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