2009年11月5日木曜日

子供の芽生え



 子供を出産すると母親の体力が戻るまで育児室に預けられ、大きな病院では多数並べて寝かされています。
 母乳を与える時以外は必要なチャックを受けて寝かされていますので、その段階では嬰児達はぐずったりというような個性を発揮することなく大人しく寝ています。
 ところが母親の手元に戻されて親が養育しだしますと次第に色づけされて個性が作り出されて行きます。
 
A:親の中には子供可愛さに一生懸命に構って育てる親
B:どうしたらよいのか分からないから親頼みの母親たち
C:子供は可愛いけれど生活のために構って上げることが出来ない母親
D:子供を構って上げる時間は十分にあるけれども、自分の癒しや楽しみ
  を優先させる母親

子供を育てるということはそのことを通して親自身が勉強するということですからBやDの親は大人に成り切れていないのです。

 子供はそういう親の都合や環境によって次第に色づけされて性格というものが作り出されていきます。
 子供自身で性格を作るということはないのです。
昔から子供は親の尺度しか育たないと言われています。その言葉がそれを証明しています。
 どんな形で子供を育てようと子供は育ちます。
ですが子供は自分の分身で可愛い、そして子供は親の生き甲斐であり、夢の一つであり、楽しみの一つです。中には自分が達成できなかったロマンを子供に託して子供の養育に必死になる母親もいます。
 子供を掴まえて始終小言をいったり叱ったりしている母親も少なくありませんが、そういう行為は結局は自分自身を叱っていることになるのですが、親は分かっているのでしょうか。
 子供の芽生えにとってそういう親の芽生えが大切です。

おすすめリンク

馬鹿が歌っています

0 件のコメント:

コメントを投稿